パンデミックを乗り越えよう!「SDGs Design International Awards 2020」
九州大学大学院芸術工学研究院は、九州博報堂共催による「SDGs Design International Awards 2020」を開催中。パンデミックを乗り越えるためのデザインアイデアを募集しています。対象は、デザインに関心のある国内外の高校生、専門学校生、大学生、大学院生、社会人学生。締め切りは、2020年8月31日(月)までです。
人類の課題を学生の力で解決へ
SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことで、17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる、国連の持続可能な開発目標です。こちらのイラストは目にする機会が多いのではないでしょうか。
17の目標は、数字が若いほど重要とされています。SDGs1は“貧困をなくそう”です。日本でも貧困率は上昇傾向にあり、厚生労働省の厚生労働省白書(平成29年)によると、7人に1人の子どもが貧困状態にあります。世界で取り組んでいる課題は、身近な暮らしにたくさんありそうですね。
「SDGs Design International Awards」は、SDGsで目標とされている飢餓や貧困、食料の問題などの課題に対し、デザインの力で解決を目指すこと、また、学生が生み出した解決策を未来のよりよい社会づくりに生かしていくことを目的に開催されています。
自分の身近なところから考えてみよう
今年のテーマは「パンデミックを乗り越え、進化するデザイン」。SDGs17の目標すべてにかかわる問題といえそうです。
マスクなどの具体的なデザインから、新しいコミュニケーション手段、新しいサービスや社会システムのデザインなど、幅広くアイデアを募集しています。
あなたらどんなデザインをクリエイティブしますか?
最優秀賞には30万円が、優秀賞には8万円が贈呈されます。
問題解決はもちろん、価値の創造を!
前回は、4つのテーマに対してデザインアイデアを募集。世界13カ国、88の大学から223件のエントリーがありました。
【前回テーマ】
SDGs 13 機構変動に具体的な対策を
「自然災害による被害の対策につながるデザイン」
SDGs 14 海の豊かさを守ろう
「美しい海の豊かさを守るためのデザイン」
SDGs 10 人や国の不平等をなくそう
「国籍、民族、年齢を超えて多様な人が共生するためのデザイン」
企業グラント
「キャッシュレス時代における銀行店舗の新しいデザイン」
受賞作品は問題解決はもちろん、価値の創造もしている点が特徴的でした。
応募は、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、ファッションデザイン、建築、都市計画など、ジャンル問わず可能です。あなたの得意分野で世界の課題を解決に導き、新しい価値を生み出しませんか?
脇田知子
ライター、ラジオパーソナリティ。働く人が好きな働きマン。I-wave 76.5 FM (FM いちのみや)の「モーニングi 金曜日」「教えてナビ」でレポーターとして活躍中。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。●note●インスタ
出典:https://www.sdgs.design.kyushu-u.ac.jp/awards/
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