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公募の輪

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作文・エッセイ
公募ママ

公募歴5年、入選回数は200以上。驚異の入選確率を誇る塩田友美子さんには、どんな秘密があるのだろう。読めば自分も入選できる!?

公募を続けているといろんな波があります。

「なんだか最近気持ちがのらない」

と思った時は、仲間をつくるのがおすすめです。

私が公募を始めて5年ほどたちましたが、仲間が徐々に増えてきました。

公募関連のSNSでやり取りをする方もいれば、公募ガイドの企画でお会いしてから連絡を取り合うようになった方もいます。

SNSに関しては顔の知らない方々とのやり取りは本来苦手な方でしたが、投稿作品を拝見すると、その方がどのような考えをお持ちかわかるものです。

かえって顔を知らない相手だからこそ、先入観なく作品の本質を素直に読むことができるのかもしれません。

たまに誌面の公募ファンクラブで私のことを書いてくださる方もいらっしゃり、私は勝手に仲間意識を持っています。

その方々が頑張っていると思うと、私も励まされるのです。

あたたかい文章を読むと、言葉とは人の頭だけではなく心も柔らかくしてくれるのだなあと思わされます。

また、近頃嬉しいことがありました。

私のいとこが公募ガイドに掲載されていたのです!

それも一度ではなく、公募ファンクラブの投稿コーナーに何度も掲載されていたり、表紙イラストのセリフを考えるコーナーでも入選していました。

彼女はそのほかにもいろいろと挑戦して、エッセイや川柳で入選を果たしており、そのたびに親戚一同で喜んでいます。

そんな彼女が私にくれた言葉に胸をうたれたのです。

「私に公募を教えてくれてありがとう」

私自身スランプがあったり、距離をおこうと思ったこともある公募の世界ですが、この言葉を聞いた時に、続けてきたことに意味はあったと強く感じました。

数年前、漠然と「何かしたい」私の生活を彩ったのは公募でした。

働けない期間にお小遣い稼ぎをしたい。

精神的な社会進出をしたい。

自分の時間を楽しみたい。

頭の中を整理したい。

様々な欲求を公募は満たしてくれます。

「私に公募を教えてくれてありがとう」

この場をお借りして、私も公募ガイドのみなさんにお伝えしたいと思います。