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プロット重視の指導法でプロ作家デビュー

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作文・エッセイ
作家デビュー

 

第4回朝日時代小説大賞・第7回小説現代長編新人賞・第2回歴史時代作家クラブ賞新人賞受賞

幼い頃から空想が好きでした。二十代前半、自分の好きに書いた物語を、楽しんで読んでくれる方達がいる世界で気ままに遊んでいたのですが、ある時「スッカスカの文章のくせに」と笑われ、もっと小説が上手く書けるようになりたいと思うようになりました。

脚本の書き方や小説指南の本を読んでいくうち、若桜木先生の著書と出会いました。先生の小説指南本で、もっとも読み込んだものは、「新人賞を狙える小説プロット実戦講座―作家デビューしたい!」です。

(雷鳥社刊)

プロットを重視する指導方法に惹かれ、すぐに添削講座について調べました。

他の小説講座よりも破格の受講料でしたが、「安くて、逆に怪しい……」と一年ほど提出用のプロットを作りながら迷い続けていました。

誕生日を迎えたのをきっかけに、今のままだと時間が過ぎてくだけだ、騙されるかもしれないけれど、やってみよう! と勢いで受講したところ、「プロを目指しましょう!」というメールを頂きました。

小説が上手くなりたいだけで、プロなんてとても……と思いつつも、一年間かけたプロットを数時間で的確に添削され、原稿の書き方をイチから教わり、己の未熟な文章を真剣に読んでもらえる楽しさに導かれ……投稿するたび、少しずつ選考で良い結果が出るのが面白くなり、もっと魅力ある物語を書きたいと試行錯誤するのが快感になり、受賞を目指そう、プロになりたいと真剣に思い始め……今回、このような結果をいただけるまでに成長しました。

若桜木先生と出会わなければ、受賞には至れなかったと思います。今後も努力を続け、多くの方に面白いと思っていただける物語を作っていきたいと思います。

小島環

2014年『三皇の琴 天地を鳴動さす』で第9回小説現代長編新人賞を受賞。
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