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絵っ!?のレベル

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作文・エッセイ
公募ママ

公募歴2年半にして入選回数100以上。驚異の入選確率を誇る塩田友美子さんには、どんな秘密があるのだろう。読めば自分も入選できる!?

絵を描くのは好きです。

大学生の頃、急になにか描きたくなったことがありました。

それを聞いた親友が、早速イーゼルとアクリル絵の具を貸してくれたのです。

すぐにキャンバスを買いに行き、大好きな「ブタ」の絵を描きました。

絵を習ったことなどないので、道具の使い方も何もかも自己流です。

それでも数日かけてなんとか出来上がった絵を、友人はとても褒めてくれました。

その経験からか妙に自信があった私は、イラスト公募もいけるはず!と、投稿したことがあります。

数々の力作がありますが、思い入れのある作品を一つご紹介します。

以前、北海道のせたな町のマスコットキャラクター募集がありました。

北海道には七年も暮らし縁がありますし、せたな町には友人もいてこれは私にぴったりの公募だと思ったのです。

そのときに投稿した作品がこちら。

 

 

主人に見せると

「これ本当に投稿したの!?」と衝撃を受けていました。

「だいぶ面白いレベルだよ」と笑うのです。

至って真剣なだけに、なぜ?と思いました。

私なりに考え尽くした作品なのです。

せたな町には、熊の親子に見える有名な岩があり、それをモチーフにしました。

また、北海道といえばイカ。手に持たせました。

そして、言わずとも知れた名産の昆布。腰に巻きました。

最後に、忘れてはいけないウニ。頭に乗せました。

一生懸命描きました。

しかし結果的に不採用でした。

ちなみに採用された作品はこちら。

 

 

キラキラしています。

違いを上げればきりがないのですが、まず私のものとタッチがまったく違う。

「もしかするとパソコン専用のペンでも使ってるのかな」

と主人に言うと

「むしろ使わなかった方がすごいよ」

と一蹴されました。

主人はいつも、私のやることに対してつっこみを入れつつ、面白可笑しく見守ってくれているようです。

それにしても、こわいもの知らず以上にこわいものはないですね。

ただただ、意気込みとマウスだけで描いたのです。

いくつかこのような作品を出しましたが全てボツでした。

今思えば当時、私のブタの絵を褒めてくれた友人の優しさが身に沁みます。

しかし公募はそのくらい気軽に投稿してもいいのです。

完璧な作品でなくてもいいのではないでしょうか。

気構えずにとにかく「楽しくやろう!」が何事にも大切なはず。

しばらく描いていないイラストですが、もう一度挑戦してみようかな。

おそらく画力は上がっていませんが。