モリサワのフォントコンテスト。受賞作はこれだ!(欧文部門)
フォントのデファクトスタンダードとも言えるモリサワが募集していた「タイプデザインコンペティション 2016」の審査結果が発表されました!
各界を代表する多彩な審査員とともに、新たな表現力とチャレンジ精神に溢れたタイプフェイスデザインの追求を目指し開催されてきたこのコンテストは、世界49の国や地域から、前回を大幅に上回る739点(和文部門205点、欧文部門534点)の作品が集まりました。
審査の結果、和文部門・欧文部門とも、独創性や審美性を追究した作品に贈られる「モリサワ賞」として、金・銀・銅賞各1点ずつと佳作各3点が、モリサワからの製品化にふさわしい優れた作品に贈られる「明石賞」として各部門1点の入賞作品が選出されました。また、「ファン投票」では、一般の方からのWeb投票で得票1位・2位の作品が決定しました。和文部門・欧文部門ともに金賞作品が製品化されます。
和文部門 / 欧文部門
審査風景(欧文部門)
審査には、和文部門は鳥海修氏、永原康史氏、原研哉氏、山本太郎氏、欧文部門はサイラス・ハイスミス氏、サラ・ソスコルン氏、フレッド・スメイヤーズ氏、マシュー・カーター氏の計8名があたりました。審査委員長はマシュー・カーター氏が務め、明石賞の審査には、和文・欧文の両部門に森澤典久(モリサワ文研株式会社代表取締役社長)があたりました。
また、今回の入賞作品と審査員の講評をまとめた作品集は、2017年春の刊行を予定されています。
金賞
「Vonk Regular, Italic」
バルト・ヴォレブレヒト(オランダ)
銀賞
「Rododendron」
イトカ・ヤネッコヴァ(チェコ)
銅賞
「Abelha」
ミシェル・デール、ジュリアン・プリエ(フランス)
佳作
「Edna」「Newline」「TroisMille」
レイモンド・シュローダー(ドイツ)/クリスチャン・メンゲル(スイス)/マーク・ルオー(フランス)
明石賞
「Vonk Regular, Italic」
バルト・ヴォレブレヒト(オランダ)
ファン投票
得票1位「Legilux」、2位「Untitled」
アントニア・コーネリオス(ドイツ)/デズモンド・ウォン(アメリカ)