日・タイ修好130周年!600年前から親交続く両国の記念ロゴ・マーク募集
微笑みの国・タイ。この国と日本が友好関係を結んでから2017年で130周年を迎える。これを記念して、この年には各種交流事業を実施し、両国の関係をさらに深めるため様々なイベントを開催する予定。その記念行事に使用するロゴ・マークを募集している。
16世紀初め、世界遺産に登録されているアユタヤには日本人集落がつくられていたという。朱印船に便乗してアユタヤに渡った日本人により貿易業が発達していたことがわかる。最盛期には1500人の日本人が住んでいたという。現在も重要史跡として保存されており、600年前から親密な関係であったことがうかがえる。
1887年(明治20年)明治維新により近代化が進んでいた日本は、「日タイ修好宣言」によりタイとの間に正式な国交が開かれた。そして1980年代には、円高を背景に多くの日本企業がタイに進出、現代に続く経済のパートナーとして発展してきた。そこには長年培ってきた王国と皇室の親密な関係が根底に流れているのである。
現在のタイの国旗の意味は、赤は国家を、白は国家の象徴である白象と仏教を、青は王室の色を表している。ちなみに日本の国旗である日の丸の赤は博愛と活力、白は神聖と純潔を意味している。
シンボルといえば、タイの国のかたちは象に似ていると言われている。象は王を守り、先頭を切って戦う勇気と誇りの象徴であり、タイの人々の生活や信仰にかかせない存在である。日本の国鳥といえば、キジ。お札にもデザインされており、日本固有の優美な鳥としても、桃太郎の逸話でも有名だ。敵の目を欺くため、自らおとりになるキジは勇気の象徴とされている。こんなところに両国の意外な共通点があった。
両国にふさわしいシンボルマークを考えるということは、それだけでもタイと日本の関係について想いを馳せる貴重な機会だ。両国の関係が今後も微笑みのような温かい間柄でいられるよう素敵なシンボルマークを期待したい。応募締め切りは平成28年9月15日(木曜日)必着、電子メールによる応募のみ受け付け可能。
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公募情報の詳細はこちら:
https://www.koubo.co.jp/web/2/detail022875.html
「日・タイ修好130周年」 ロゴ・マークの募集(2016年年09月15日〆切)