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中村航選 プロットだけ大賞 第3回 入選 プロダクション

タグ
作文・エッセイ
プロットだけ大賞
結果発表

-第3回-
結果発表

お題ログライン

自分ではない自分が自分として生活を送っていることに気付いた主人公が、突如居場所を失った世界で謎を追い、真実を突き止める話。


入 選

「プロダクション」
小谷住彦(著)

4.3★★★★
カテゴリ シリアス SF ホラー 小説

舞台・世界観

舞台は現代日本
地球温暖化や人口増加と将来の食糧難など、人類という種族の行く末がたびたび問題視されているが、だれも気にも留めることはない。また最近、新たな病気が確認されたが詳細は明かされていない。

登場人物

私(34)
男性。中小企業の事務員。趣味で小説投稿や作家賞に応募するも、鳴かず飛ばずの日々を過ごしている。

「でもそれ、私なんですよ」

ストーリー

第1章

「私」は大手出版社が企画した「新人作家賞」に、自身が応募した作品が最優秀賞を獲得したことを新聞で知る。しかしながら、私のもとには景品はおろか連絡すら来なかった。

第2章

不安に思った「私」は直接、企画した出版社に確認しに行くことに。驚いたことに、そこには最優秀賞受賞者としてインタビューを受ける「わたし」の姿があった。

第3章

調べていくと住所や職場、ネットのアカウントは違えど、出生や経歴が全く同じの「わたし」が存在していることが判明した。しかしながら、「わたし」は先日、「私」に殺害されたはずだった。

第4章

死体を遺棄した場所へ確認に行くも、そこで死んでいたのは全く見知らぬ赤の他人だった。
‟生成病…全く赤の他人を自分だと思い込む病気”
私が最近現れた謎の病の詳細を知るのは、わたしの首を絞めた後だった。


中村先生からの一言コメント

「プロダクション」と「女はカンを外さない」はショートショート的にまとめたら、ホラーな要素もあって、とても面白い作品になると思う。
※中村先生の大賞選評は2024年春号にて
掲載中です


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