犬から幻想動物まで! 癒されて学びにもなるオススメ動物漫画11選 動物漫画好き必見コンテストも!(1/3)
漫画や小説、映画など、エンタメにおいて老若男女問わず愛される不朽のテーマといえば「動物」です。動物関連のTV番組や動画はいつの時代も大人気ですし、動物に関する投稿がSNSでバズらない日はありません。そこで今回は、みんな大好き「動物」が登場する漫画作品をいろいろ集めてみました。
本記事では、ヒューマンドラマやホラー、ギャグからコミックエッセイまで、全11作品をご紹介。なかには、動物の生態が学べたり、社会や生き方について考えさせられたりする作品も。創作をする上でヒントになりそうな作品もたくさんピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
いつまでも色あせない、佐々木倫子の代表作 『動物のお医者さん』
舞台である北海道大学獣医学部の志願者が跳ね上がったり、シベリアンハスキー人気に火がつけたりと、さまざまな社会現象を巻き起こした名作動物コメディーです。主人公ハムテルの飼い犬であるチョビ、猫のミケ、鶏のヒヨちゃんなど、読んだことがない人でも、彼らの名前や姿を知っている人も多いのでは。全12巻と意外とコンパクトなので一気読み派にもオススメ。1話完結型なので、通勤通学の合間にさくっと楽しめるのも◎。
作品データ 『新装版 動物のお医者さん』(1)(佐々木倫子)
アニメ化もされた、動物擬人化コミック 『BEASTARS』
チェリートン学園という全寮制の学校を舞台に、肉食獣と草食獣たちが繰り広げる青春群像劇。肉食、草食のカテゴリを越えて、恋や友情など異種族間で絆を深めていく様子を描いた本作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞や手塚治虫文化賞新生賞など多くの賞を受賞しました。共存とは何か、強さ=正義なのか。人間社会にも通ずるテーマの深さや、思わず唸ってしまうような名言を本作でたくさん浴びてみては。全22巻です。
作品データ 『BEASTARS』』(1)(板垣巴留)
天地や水を造ったあと、神は創造に飽きてしまった。『天地創造デザイン部』
「天地創造社」という会社を舞台に、エンジニアやデザイナーたちがクライアントである神様のムチャ振りに応えて、さまざまな動物を創造していくファンタジーコメディ。デザイナーが出した案をエンジニアたちが実現可能か検証する場面は、すべて実際の動物の生態に基づいて描かれているので、非常に勉強にもなる作品です。「どうしてユニコーンはいないのか」「蛇と鳥はどっちが強いのか」など、テーマも興味深いものがたくさん!8巻まで発売中。
作品データ 『天地創造デザイン部』(1)(蛇蔵、鈴木ツタ、たら子)
深海は、宇宙よりも遠い場所『マグメル深海水族館』
こちらは、野生の深海生物を間近で観察できる世界唯一の水族館「マグメル深海水族館」で働く人々のお話。清掃員のアルバイトとして働いていた主人公が、館長との出会いをきっかけに飼育補助員となり、日々成長していく様子が描かれているヒューマンドラマです。毎話、さまざまな深海魚にスポットライトが当たり、その生態に絡めて話が展開するところは面白い。深海の世界に興味のある人はぜひ。現在9巻まで発売中です。
作品データ 『マグメル深海水族館』(1)(椙下聖海)
動物に捕食される側になった人間の未来は……『ジンメン』
体は動物なのに、人間の顔と知性をもった謎の生き物「ジンメン」に人類が存続の危機にさらされる、戦慄のパニックホラー。どうしてジンメンが生まれたのか、その謎を解き明かすために主人公と仲間たちが奮闘します。ホラーとして面白いだけでなく、動物と人間の共存についても考えさせられるストーリーは秀逸。ジンメンに人が殺されたり、食べられたりと、ビジュアル的にもかなりグロテスクで怖いので、苦手な方は注意。全13巻です。
作品データ 『ジンメン』(1)(カトウタカヒロ)