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大宮発、鉄道の魅力を写真で伝える - タムロン鉄道風景コンテスト2024の感動作品たち

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報道発表
プレスリリースより

鉄道のまち大宮を拠点とする光学機器メーカー、タムロンが主催する「第17回 タムロン鉄道風景コンテスト」の結果が発表された。今年は応募総数7,918点、応募者数1,996人を数え、鉄道ファンの熱意が感じられる。

コンテストの特徴は、従来の鉄道写真の枠にとらわれない自由な発想の作品を募集している点だ。今回は特に「桜」をテーマにした作品が多く寄せられたことを受け、新たに「桜賞」が設けられた。

 

一般の部の総合グランプリ【さいたま市長賞】に輝いたのは、原由美子さんの「天井桟敷」。介護のため外出が難しい中で制作された室内作品で、鉄道への愛と創造力が詰まった童話的な世界観が高く評価された。

U-18の部の総合グランプリ【さいたま市教育委員会 教育長賞】は、木原瑞希さんの「全てを巻き上げて」が受賞。特急「やくも」の後方から捉えた迫力ある構図と、雪煙による柔らかな描写が見事に調和している。

ユニーク/ユーモア大賞【さいたま商工会議所 会頭賞】には、西島真美さんの「ラビューポーズ」が選ばれた。西武鉄道の特急ラビューと、それに合わせてポーズを取る少女の姿が微笑ましい一枚だ。

新設された桜賞は、中川陽帆さんの「白妙の路」が受賞。桜に包まれた鉄路の美しさが、和歌の世界を想起させる品格ある作品となっている。

 

入賞作品の写真展は、11月12日から29日までそごう大宮店3階特設会場で開催される。鉄道ファンはもちろん、写真愛好家や一般の方々にも、鉄道の魅力や日本の四季の美しさを再発見する機会となりそうだ。

タムロンは今後も、独創的な光学製品の開発と並行して、このようなコンテストを通じて地域の活性化と鉄道文化、写真文化の振興に貢献していく方針だ。鉄道と写真、そして地域の魅力が融合したこのイベントは、大宮の新たな文化的シンボルとして定着しつつある。

 

出典:https://www.tamron.com/jp/special/contest/train2024/result.html