応用地質フォトコンテスト2025、地質と人間活動を映した9作品を表彰


令和7年度フォトコンテストの受賞作品が決定
一般社団法人日本応用地質学会は、写真を通じて応用地質学のイメージ浸透と学会の活動内容発信を目的とした「令和7年度 応用地質フォトコンテスト」を開催しました。応募人数82名から149点の作品が寄せられ、厳正な審査により最優秀賞1点、優秀賞2点、入選4点、学生賞2点の計9点が選出されました。
最優秀賞に輝いた「大地の要塞」
最優秀賞には、筧悠里恵氏による「大地の要塞」が選ばれました。トルコのカッパドキアで撮影された作品で、火山活動で堆積した厚い凝灰岩層と、紀元前から人間が掘削してきた無数の穴が美しく保存された景観を捉えた一枚です。地質と人間活動が交わるスペクタクルを見事に表現した作品として高く評価されました。
優秀賞に選ばれた2点の特徴
優秀賞の第1作「タウシュベツ橋梁の今」は、浪川和大氏が北海道河東郡上士幌町で撮影しました。糠平ダムの完成により湖底に沈んだ幻の橋を捉えた作品で、老朽化が進む中でも当時の土木技術の高さを伝える美しい姿が印象的です。
第2作「火と水の造形」は、新留正人氏による宮崎県高千穂町での撮影です。火山活動と河川浸食が生み出した壮大な景観を、舟と橋を被写体に加えることで、その圧倒的な迫力をより一層引き立たせています。
入選作品と学生賞
入選4点には、鹿児島県のマリンポートかごしまの防災シェルター、福岡県平尾台のススキに囲まれた羊群原、山形県山寺の侵食による蜂の巣状奇岩、秋田県鳥海ダム付近の法面工が選ばれました。また学生賞には、ドイツのGarmisch-Partenkirchen、Eibseeで撮影された「森林限界と岩肌」と、長野県木曽駒ケ岳付近の「花崗岩のお城」が授与されました。
受賞作品の今後の活用
受賞作品は学会誌「応用地質」の表紙などを飾る予定です。今後も多くの応募が期待されており、来年度の応募受付もお待ちしているとのことです。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000068604.html