未来への願いを乗せて走る!西鉄バス・電車絵画コンクール、子どもたちの傑作が実車両に
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子どもたちの夢と感謝の気持ちを乗せた特別な車両が、まもなく福岡の街を走り出す。西日本鉄道が開催した第29回「みんなの西鉄バス・電車絵画コンクール」の受賞作品が決定し、最優秀作品が実際の車両デザインとして採用されることが発表された。
バス部門で最優秀賞に輝いたのは、小学5年生の平田雛子さんの「思い出をいつも運転手さんありがとう」。雨の日も雪の日も運転してくれる運転士への感謝を、窓越しの風景と虹色のハンドルで表現した心温まる作品だ。この絵は12月から約1年間、野間~天神線を走る路線バスのラッピングデザインとして市民の目を楽しませる。
電車部門では、小学6年生の井手夢彦さんの「みんなの西鉄電車 ~未来へつなぐ~」が選ばれた。古い電車から最新の電車までをバトンでつなぐという独創的な構図で、西鉄電車の歴史と千年先の未来への願いを描いている。11月17日からは天神大牟田線を走る電車のヘッドマークとして、約4ヶ月間その姿を見ることができる。
今回のコンクールには853点もの作品が寄せられ、その中から30点の優秀作品が選ばれた。受賞作品は10月30日から11月4日までソラリアプラザで展示され、11月3日には表彰式が行われる。最優秀賞2名の他、優秀賞6名、審査員特別賞18名、読売新聞西部本社賞4名が表彰される。
西日本鉄道は「まちに、夢を描こう。」という企業メッセージのもと、このコンクールを通じて子どもたちの創造力を育み、公共交通への親しみを深める機会を提供している。子どもたちの作品が実際の車両となって街を走る取り組みは、地域と交通機関の絆を深める独自の社会貢献活動として注目される。