みやこしあきこ『ちいさなトガリネズミ』が快挙!NYタイムズ最優秀絵本賞を受賞、日本発作品の新たな金字塔に
みやこしあきこ作『ちいさなトガリネズミ』の英語版"Little Shrew"が、2024年ニューヨーク・タイムズ紙/ニューヨーク公共図書館最優秀絵本賞を受賞。『スイミー』や『かいじゅうたちのいるところ』など、数々の名作が受賞してきた70年以上の歴史を持つ権威ある賞での快挙となった。
本作は、規則正しい生活を送る小さなトガリネズミの日常を、独特の視点とユーモアで描いた絵本。2022年11月に偕成社から刊行された日本語版は、すでに小学館児童出版文化賞を受賞。2024年6月にカナダの出版社Kids Can Pressから刊行された英語版も、パブリッシャーズ・ウィークリー誌の「Best Picture Books of 2024」など、複数の権威ある選定に名を連ねている。
1982年埼玉県生まれの著者・みやこしあきこは、2017年に『よるのかえりみち』で同賞を受賞しており、今回で2度目の受賞となる。ボローニャ・ラガッツィ賞をはじめ、国内外で高い評価を受け続けている気鋭の絵本作家だ。
日本発の作品では、酒井駒子『ゆきがやんだら』(2009年)、ヨシタケシンスケ『つまんないつまんない』(2019年)の英語版が同賞に選出されている。受賞作は、クリスマス・イヴのニューヨーク・タイムズ紙面で紹介される予定だ。