デビュー作『のらねこノラ』がボローニャ・ラガッツィ賞受賞、国際的評価獲得


ポプラ社の絵本がボローニャ・ラガッツィ賞オペラプリマ部門で特別賞受賞
株式会社ポプラ社が出版した絵本『のらねこノラ』(作・絵:すげ いずみ)が、2026年ボローニャ・ラガッツィ賞オペラプリマ部門「特別賞」を受賞しました。2025年10月の刊行以来、多くの書店員や読者から「読後感があたたかい」「色彩が美しい」と高い支持を集めています。このたびの国際的な受賞により、デビュー作である本作の世界観と物語性が、海外の専門家からも高く評価されたことが示されました。
ボローニャ・ラガッツィ賞とはどのような賞か
イタリアのボローニャでは毎年、児童書の世界的な見本市「ボローニャ・ブックフェア」が開催されており、ボローニャ・ラガッツィ賞はそこで優れた児童書に贈られる国際的な賞です。作家やイラストレーターに対してではなく、本そのものに贈られる賞として、編集や装丁の仕事を含めて総合的に審査されます。オペラプリマ部門は2025年1月~12月に出版された作家・画家の第一作が対象となるため、すべてデビュー作の競争です。
『のらねこノラ』の物語と特徴
『のらねこノラ』は、公園でひとり暮らすノラと、セーターを何枚も着たおばあちゃんとの「なんでもない日の特別な出会い」を描く作品です。ほどけてしまった毛糸を追いかけるノラが見つけていく「街」「世界」、そして「人とのつながり」のプロセスが、丁寧にあたたかく描かれています。すげ いずみさんのデビュー作で、第25回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞作でもあります。
著者・すげいずみさんが語る受賞の喜び
著者のすげ いずみさんは、以前より憧れの対象であった「ボローニャ・ラガッツィ賞オペラプリマ部門特別賞」に選ばれたことについて、「大変驚くと同時に光栄に思う」とコメントしています。この絵本を通じて人と人のつながりを描きたかったと語り、「編まれてかたちを変える毛糸のように、あたたかく柔らかな関係」を表現したかったと述べています。さらに「長く長くほどけたおばあちゃんの毛糸がついには日本からイタリアに到達しました」と、毛糸が象徴的に日本からイタリアへ届いたことへの感動を表現しており、「毛糸のもうふ一枚分のぬくもりを、世界のより多くの読者の方々に感じていただけたら嬉しい」と述べています。
『のらねこノラ』の書誌情報
書名は『のらねこノラ』で、作・絵はすげ いずみ、発売元はポプラ社です。発売日は2025年10月14日で、判型はB5変型判(241×216mm)、ページ数は32ページです。定価は1,650円(税込)となっています。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001190.000031579.html