東京金融賞2024がイノベーション最前線を発表!AI・気候変動対策から資産運用まで、過去最多136社から16社が一次突破
東京都が主催する「東京金融賞2024」金融イノベーション部門の一次審査結果が発表された。今年は過去最多となる136の企業・団体からの応募があり、金融テクノロジーを活用して社会課題の解決に挑む16社が選出された。
注目すべき取り組みとして、自然災害や異常気象に対するパラメトリック保険を提供するフランスのDescartes Underwriting、温室効果ガス排出の測定・検証プラットフォームを展開するEverimpact、そして人間の脳を模したAIによるデジタルヒューマンを金融機関業務に活用するグラフェン・ジャパンなどが挙げられる。
選出された企業の事業領域は多岐にわたり、AIを活用した投資運用、カーボンクレジット取引、デジタル証券による不動産投資、ソーラーパネルへの個人投資プラットフォームなど、最新技術を駆使した革新的なサービスが並んでいる。
これら16社は今後、メンターシッププログラムやビジネスマッチング、海外への発信支援などを通じてビジネスアイデアを磨き上げ、最終審査で上位3社が選出される。この取り組みは、東京都が掲げる「サステナブルな社会を実現するアジアのイノベーション・金融ハブ」構想の一環として位置付けられている。