小説家・金原ひとみら豪華執筆陣が集結!小学館が仕掛ける"紙"の文芸誌「GOAT」に込められた意味とは
デジタル全盛の現代において、あえて"紙"にこだわった新しい文芸誌が誕生する。小学館が2024年11月27日に創刊する「GOAT」は、その名に込められた「Greatest Of All Time(史上最高の)」という意味の通り、従来の文芸誌の概念を覆す意欲的な一冊となっている。
注目すべきは、ジャンルや国境を超えた豪華な執筆陣だ。小説家の金原ひとみ、西加奈子をはじめ、詩人の最果タヒ、韓国の作家チョン・セランなど、現代文学を代表する才能たちが集結。さらに、人気アーティストの尾崎世界観も参加し、文学の新たな可能性を追求している。
創刊号では「愛」を特集テーマに掲げ、作家の小池真理子と俳優の東出昌大による異色の対談を実現。また、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔と小説家・川村元気による「世界から小説が消えたなら」をテーマにした対談など、ジャンルを超えた化学反応を生み出している。
「愛と再生」をテーマにした詩のスペシャル企画も開催。気鋭の詩人・作家6名が参加するこの企画では、環境にも配慮し、米のもみ殻を再利用したサステナブルな紙を採用。時代に即した新しい文学の在り方を模索している。
創刊を記念して11月29日には、金原ひとみ、小川哲、スケザネによるトークイベント「文学は世界をひっくり返せるか」が下北沢 本屋B&Bにて開催される。定価510円(税込)、A5判526ページという充実の内容で、新時代の文学を切り拓く意欲作となりそうだ。