衝撃の室内撮影!写真家ヨシダナギが挑む、Marmotとの革新的コラボ「MY "OUT DOOR" FAMILY」
アウトドアブランドの撮影といえば、雄大な自然の中でのシーンを思い浮かべるのが一般的だ。しかし、写真家ヨシダナギと米国発のアウトドアブランド「Marmot(マーモット)」のコラボレーションが、その常識を覆す作品を生み出した。
「MY "OUT DOOR" FAMILY」と題された本作品は、日本の古民家を舞台に撮影された。Marmotの象徴的なアイテムであるMammoth Down JacketとDima Down Jacketを纏った、年齢、性別、国籍の異なる3名のポートレートが、独特の雰囲気を醸し出している。
ヨシダナギは、このユニークな発想の背景について語る。「アウトドアブランドのビジュアルって、なんで外でばっかり撮影しているんだろう」という疑問から始まり、彼女にとってのアウトドアとは「家の外」ではなく「未知の世界」であると説明。人種も国境もない、温かな交流の場を表現したいという思いが、この室内撮影につながったという。
1986年生まれのヨシダナギは、独学で写真を学び、アフリカやアマゾンの少数民族、世界中のドラァグクイーンを被写体に選んできた。その独特の色彩感覚と直感的な生き方は高く評価され、2017年には日経ビジネス誌で「次代を創る100人」に選出。同年、講談社出版文化賞写真賞も受賞している。
一方、Marmotは1971年にカリフォルニア大学の学生が立ち上げた登山部「マーモットクラブ」をルーツに持つ。1976年にはアウトドアアパレル企業として初めてGORE-TEXを採用し、業界に革命を起こした。創業から50年以上経った今も、自由で独創的なフィロソフィーを貫いている。
この両者のコラボレーションは、アウトドアの概念を広げ、新たな視点を提供している。屋内で撮影されたアウトドアウェアの写真は、私たちに「アウトドア」の再定義を促す。それは単に「外」ではなく、未知の世界への冒険精神を表現しているのかもしれない。
ヨシダナギとMarmotのこの革新的な試みは、アウトドアファッションの新たな可能性を示唆している。従来の枠にとらわれない発想が、どのような反響を呼ぶのか、今後の展開が楽しみだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000071877.html