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福岡の廃棄物が芸術に変身!5人のアーティストが手掛けた「サステナブルアート」が話題沸騰中

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報道発表
はかたイーストリートでの展示の様子(プレスリリースより)

福岡の文化と持続可能性が融合した、新たなアートプロジェクトが注目を集めている。「ACTA+(アクタプラス)」が主催するこの取り組みでは、福岡の工芸や文化から生まれた「廃棄物」を素材に、5名の地元アーティストたちが独創的なアート作品を制作した。

プロジェクトの中心となったのは、「アート灯明」と呼ばれる作品群だ。これは、従来の灯明に芸術的要素を加えたもので、福岡文化にまつわる7種類の廃棄素材を用いて制作された。例えば、継承者不在で閉鎖された伝統工芸産業の残り物や、通常なら焼却処分される端材などが、アーティストたちの手によって新たな命を吹き込まれた。

制作に携わった5名のアーティストは、いずれも福岡にゆかりのある人物たち。それぞれが異なる視点や技法を持ち寄り、廃棄物という共通のテーマに挑戦した結果、30点もの多様な作品が生み出された。これらの作品は、「はかたイーストリート」というイベントで初お披露目され、多くの来場者の目を引いた。

ACTA+の代表は、「地方に根付く文化と素材のサステナビリティは切り離せない関係にあります。このプロジェクトを通じて、忘れられかけていた地元の文化や素材に新たな価値を見出し、市民の皆さんに福岡文化への愛着を深めていただければ幸いです」と語る。

今回のプロジェクトは、単なるアート制作にとどまらず、地域文化の再発見や環境問題への意識喚起にもつながっている。廃棄物が美しいアートに生まれ変わる過程を目の当たりにすることで、私たちの身の回りにある「捨てられるもの」の可能性を再考させられる。

ACTA+は今後も、制作された作品を福岡をはじめとする各地で展示し、サステナブルアートの魅力を広く発信していく予定だ。廃棄物の創造的な再利用を通じて、環境への配慮が「憧れ」となる社会の実現を目指す彼らの活動に、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000154394.html