日本初快挙!デジハリ卒業生の折り紙アニメ『Origami』がアカデミー賞ショートリスト入り
デジタルハリウッド大学(DHU)の卒業生、金森慧氏が制作したフルCGアニメーション作品『Origami』が、第97回アカデミー賞短編アニメーション部門のショートリストに選出された。これは日本の学生作品として快挙と言える。
『Origami』は、正方形の紙が様々な生き物に折られていく様子を描いた作品だ。金森氏は小学1年生から折り紙を始め、高校時代にCGとの共通点に気づいたことがきっかけでDHUに進学。卒業制作として本作を手がけた。
本作の特筆すべき点は、CGで折り紙を忠実に再現する独自のワークフローを開発したことだ。これまで技術的に困難とされてきた折り紙の表現を、紙の厚みや内部構造まで精密に描写することに成功している。
『Origami』は既に国内外で高い評価を得ており、第51回学生アカデミー賞アニメーション部門で銀賞を受賞。日本の作品としては初の快挙となった。また、世界最大のCGの祭典SIGGRAPHにも日本の学生作品として16年ぶりに入選を果たしている。
金森氏は2001年生まれの22歳。DHU在学中から数々の受賞歴を持ち、SNSでの作品再生回数も驚異的な数字を記録している。卒業後は海外での活躍を視野に入れつつ、国内でもフリーのCG映像作家として活動中だ。
アカデミー賞のノミネート作品は2025年1月17日に発表される。『Origami』が日本初のノミネート、さらには受賞へと繋がるか、世界中から注目が集まっている。
折り紙という日本の伝統文化とCGの最先端技術を融合させた『Origami』。この作品が世界の映画界に新たな風を吹き込むことは間違いないだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002470.000000496.html