村上春樹が語る、時代を超えるポール・サイモンの魔法 - 『村上RADIO』第70回で明かされる音楽の真髄
作家・村上春樹がDJを務める人気ラジオ番組『村上RADIO』が、12月29日に記念すべき第70回を迎える。今回のテーマは「ポール・サイモン・ソングブック」。1960年代から70年代を代表するシンガー・ソングライター、ポール・サイモンの音楽世界に迫る。
村上春樹は10代の頃、リアルタイムでサイモン&ガーファンクルの音楽に触れ、「いままで聴いたことがなかった音楽だ」と衝撃を受けたという。そんな村上が、現代の視点からポール・サイモンの音楽を再評価する。
「ポール・サイモンの紡ぎ出した数々のメロディーは、時代の波に流されることなく、今でも僕らの心に不思議なくらいフレッシュに響き続けています」と村上は語る。この言葉には、半世紀以上を経てもなお色褪せないサイモンの音楽の普遍性が凝縮されている。
番組では、サイモン&ガーファンクルが一世を風靡した当時の社会背景や、独自の世界観を持つ歌詞、革新的なアレンジにも焦点を当てる。高校生だった村上の耳に、そして当時の大人たちの心に、彼らの音楽がどのように響いたのか。時代を超えて愛される秘密に迫る。
さらに、ビートルズやローリング・ストーンズの華々しい活躍の陰に隠れがちだった彼らの真価にも光を当てる。「ブリティッシュ・インヴェイジョンの大波に抗して、静かに、そしてまっすぐに雄々しく、アメリカ音楽の底力を見せつけてくれた」と村上は評価する。
この特別番組は、TOKYO FMをはじめJFN全国38局ネットで放送される。音楽ファンはもちろん、文学ファン、そして時代に翻弄されない普遍的な芸術に興味がある人にとって、聴き逃せない内容となりそうだ。
村上春樹が紡ぐ言葉と、ポール・サイモンが紡ぐメロディー。二つの才能が交差する瞬間を、ぜひラジオの前で体験してほしい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003486.000004829.html