能登半島地震、世界最長級の隆起を解明


海底活断層が引き起こした世界最長級の地震隆起
広島大学と千葉県立中央博物館、福岡教育大学、兵庫教育大学、山口大学、岡山大学、金沢大学の共同研究チームは、2024年1月1日に発生した能登半島地震による海岸隆起が世界最長級であることを明らかにした。この研究成果は2026年1月20日に公開された。
能登半島北岸の海底活断層の連続分布を確認
マグニチュード7.5を記録した能登半島地震では、能登半島北部で顕著な地盤の隆起が観察された。研究チームは隆起海岸の地図化、隆起量の計測、海底地形の分析を通じて、この隆起が能登半島北岸に沿って並走する海底活断層の活動によって生じたことを解明した。
防災計画への応用を目指す新たな知見
本研究では、海底にある活断層が連続的に分布することを明らかにし、隆起量の差異は海底活断層と海岸線の距離が主な要因であることを示した。従来の津波・地震ハザード評価では十分に考慮されてこなかった沿岸域の海底活断層について、変動地形学的手法により具体的に示したことで、新たな視座を提供するものとなる。今後は活動周期や変位速度など長期的な活動履歴を明らかにするとともに、他沿岸域での活断層調査・地図化により、防災計画への応用を目指す方針である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003729.000072793.html