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感動の一冊が決定!第8回未来屋小説大賞は『カフネ』に - 心温まる物語が読書ファンを魅了

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報道発表
プレスリリースより

未来屋書店が主催する第8回未来屋小説大賞の受賞作品が発表された。2024年12月24日、阿部暁子さんの『カフネ』(講談社)が栄えある大賞に輝いた。この賞は、未来屋書店の読書好き従業員が直近1年間に出版された本の中から、今一番売りたい本を選ぶというユニークな取り組みだ。

『カフネ』は、法務局に勤める野宮薫子が主人公の物語。愛する弟を亡くした悲しみの中で、弟の元恋人・小野寺せつなと出会い、家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことになる。二人の関係性が食を通じて変化していく様子が、繊細かつ温かな筆致で描かれている。

選考に携わった従業員からは、「たくさんの優しさに溢れた物語」「日々に疲弊した心身に、優しさというあたたかい栄養を届けてくれる作品」といった絶賛の声が寄せられた。著者の阿部暁子さんは受賞コメントで、「生活という際限のない戦いを支えるごはんのように、二人の物語がひとときの楽しみになれたら幸せです」と語っている。

未来屋小説大賞フェアは、2024年12月下旬から2025年2月28日まで、全国の未来屋書店・アシーネ店舗で開催される。『カフネ』をはじめ、上位入賞作品も併せて展開されるので、話題の一冊をチェックする絶好の機会となりそうだ。

なお、今回の上位入賞作品には、金子玲介さんの『死んだ山田と教室』(講談社)、河邉徹さんの『ヒカリノオト』(ポプラ社)、青崎有吾さんの『地雷グリコ』(KADOKAWA)、薬丸岳さんの『籠の中のふたり』(双葉社)がランクインしている。

未来屋小説大賞は、2017年の第1回から毎年話題作を生み出してきた。過去の受賞作には、町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』や安壇美緒さんの『ラブカは静かに弓を持つ』など、後にベストセラーとなった作品も含まれている。

書店員の目線で選ばれる本賞は、読者と作品を結ぶ新たな架け橋として、今後も注目を集めていくことだろう。心に響く物語を求める読書ファンにとって、未来屋小説大賞は必見のリストとなりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000152182.html