日本のミュージカル界に新たな風を吹き込む「Musical Awards TOKYO（ミュージカルアワーズ東京）」が、いよいよ本格始動する。このたび、プレシーズンとなる2024年度に向けて、熱意あふれるミュージカルラバー31名が観客選考員として選出された。彼らは、既に発表されているミュージカル専門選考員5名と共に、日本初の本格的なミュージカルアワードの選考に携わることになる。

注目すべきは、この画期的なアワードの授賞式が、東京の中心地・日比谷で開催されることだ。三井不動産株式会社の全面的な協力により、東京ミッドタウン日比谷6階のBASE Q HALLが会場として提供される。2025年2月6日に予定されている授賞式は、ミュージカル界にとって記念すべき一日となりそうだ。

さらに、Musical Awards Tokyoは単なる表彰に留まらない。新たな才能の発掘と育成を目指し、「Musical Next Seeds（ミュージカル・ネクスト・シーズ）」というクリエイター＆オリジナル作品育成プロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトは、まだフルサイズで上演されていない作品を発掘し、多くの人々に触れる機会を提供することで、将来のフルサイズ上演を支援する画期的な取り組みだ。

Musical Awards TOKYOの目指すところは、日本のミュージカル界全体の底上げだ。「創る、観る、広める」を活性化し、新進クリエイターの発掘とバックアップ環境の構築に注力する。さらに、アジア圏への拡大も視野に入れており、日本発のミュージカルが世界市場で活躍するきっかけづくりを目指している。

このアワードの特徴は、専門家と観客の視点をバランスよく取り入れた選考方法にある。観客選考員のトップ得票作は専門選考員1名分の投票と同等に扱われ、最終的には6名の選考員による選考となる。また、観客賞は別枠で設けられ、観客選考員のみによる選考が実施される。

ミュージカルファンはもちろん、舞台芸術に関わる全ての人々にとって、Musical Awards TOKYOは注目に値する新しい動きだ。日本のミュージカル界がどのように変化し、成長していくのか、今後の展開が楽しみである。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000154684.html