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有田焼の名品、ニューヨークMoMA美術館で脚光!可愛いウサギ醤油差しが世界進出

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報道発表
川蝉醤油差しのサイズは3サイズ。採用商品(兄ウサギ醤油差し)は画像左。(プレスリリースより)

佐賀県の伝統工芸品、有田焼の老舗「幸楽窯」が世界的な注目を集めている。同社の「兄ウサギ醤油差し」が、ニューヨークの近代美術館(MoMA)のオンラインショップと美術館ショップで販売開始されたのだ。

1865年創業の幸楽窯は、波佐見の「SAIKAI TOKI TRADING INC.USA」の紹介により、MoMAでの販売が実現した。MoMAは20世紀以降の現代美術の発展と普及に多大な貢献をしてきた美術館として知られ、そのデザインストアは厳選された商品を取り扱っている。

「カワセミ醤油差し シリーズ」は、1980年に開発された幸楽窯の代表的な商品だ。食卓の見栄えと機能性を両立させ、「後引きしない醤油差し」として実用新案も取得している。うさぎシリーズは1999年に登場し、クチバシを耳に見立てた可愛らしいデザインが特徴だ。

この商品の特筆すべき点は、その機能性にある。切れの良さと独特の形状により、醤油が垂れないよう設計されている。また、釉薬を掛けて1300度で焼成されることで、美しい仕上がりを実現している。

幸楽窯の代表取締役、徳永隆信氏は「弊社商品が自分の憧れでもあったMoMA美術館様に、お取り扱い頂き製作者として感激しております」とコメントしている。同社は伝統を守りつつ新しいことにチャレンジし、世代を超えて愛される商品作りを目指している。

有田焼の魅力が世界に認められた今回の快挙。日本の伝統工芸が海外で評価されることは、日本のものづくりの素晴らしさを再認識させてくれる。今後、幸楽窯の商品がさらに世界中で愛されることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000050851.html