株式会社朝日出版社が主催する第7回「夏井いつきのおウチde俳句大賞」の作品募集が始まった。今回は新たに「毎日凸凹部門」が設立され、シニア世代の日常を詠む俳句にも注目が集まっている。

この大会は、テレビ番組『プレバト!!』でおなじみの俳人・夏井いつき氏が選者を務める人気コンテストだ。「病気やケガ、育児、介護などで外出がままならない人たちにも、おウチで俳句を楽しんでほしい」という夏井氏の思いから生まれた企画で、今回で7回目を迎える。

応募期間は2024年12月14日から2025年2月28日まで。リビング、台所、寝室、玄関、風呂、トイレ、そして新設の毎日凸凹の7つのテーマから、家の中で感じたことや思ったことを五・七・五のリズムで表現する。大賞には賞金20万円と記念盾が贈られ、各テーマ賞には5万円と記念盾が用意されている。

特に注目すべきは新設の「毎日凸凹部門」だ。高齢者向け住宅の企画・運営を行う株式会社長谷工シニアウェルデザインの特別協賛により実現した。この部門では、シニア世代ならではの日々や、シニア世代に関わる人々の日常を詠んだ俳句を募集。10名に賞金1万円と記念盾が贈られる。

夏井いつき氏は「毎日の生活の中には大きな、あるいは小さな凸凹があります。嬉しいこと、楽しいこともあれば、つらいこと、悲しいこともあるのが人生。そんな凸凹が繰り返される人生すべてが俳句のタネです」とコメントしている。

結果発表は2025年5月末に予定されている授賞式で行われる。入賞・入選作品は「おウチde俳句くらぶ」のサイトでも公開される予定だ。俳句を通じて日常の喜びや苦労を表現したい方、自宅にいながら文学の世界に触れたい方にとって、絶好の機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000038445.html