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【衝撃】能登半島地震で破壊された九谷焼の美しさを写真で蘇らせる!写真家・蓮井幹生の個展が福岡で開催

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報道発表
<UNKNOWN>(プレスリリースより)

福岡市中央区のYUGEN Gallery FUKUOKAで、写真家・蓮井幹生の個展「朽ちゆく果てにも美は宿る」が2025年3月8日から開催される。本展は、能登半島地震の復興支援企画として注目を集めている。

蓮井幹生は、広告やファッション写真で活躍する一方で、独自の風景写真作品でも高い評価を得ている写真家だ。今回の展示の中心となるのは、110年以上の歴史を持つ九谷焼の名窯「錦山窯」とのコラボレーション作品。地震によって破壊された陶磁器を撮影し、その中に宿る伝統工芸の美と自然の不条理を鮮やかに描写している。

割れた陶磁器には、破壊される前と変わらぬ美しさと存在感が宿っており、蓮井の芸術的視点がその魅力を際立たせている。この作品群は、災害の悲惨さを超えて、日本の伝統工芸が持つ普遍的な美を再認識させる力を秘めている。

本展は東京での開催に続く巡回展であり、福岡会場でも販売作品の一部売上を復興支援に寄付する予定だ。芸術を通じた社会貢献の新たな形として、注目を集めそうだ。

蓮井幹生は1955年東京生まれ。アートディレクターを経て写真家に転向し、ポートレートやファッション写真で頭角を現した。2000年代からはパノラマカメラを使用した風景写真シリーズ《PEACE LAND》や、霧に覆われる阿蘇山を捉えた《HIDDEN LANDSCAPE》など、独自の作品世界を築いてきた。フランス国立図書館に作品が収蔵されるなど、国際的にも高い評価を得ている。

YUGEN Galleryは2022年に設立された現代アートギャラリーで、日本の美的概念「幽玄」にちなんで名付けられた。東京と福岡に拠点を持ち、新進気鋭のアーティストの作品を幅広く紹介している。

展覧会は3月23日まで開催される。入場は無料。歴史ある九谷焼と現代アートが融合した稀有な機会を、ぜひ会場で体感してほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000345.000074187.html