西日本の魅力を伝える文学賞「ほな西へいこか本大賞（通称：イコカ本大賞）」。その栄えある受賞作となった角田光代著『八日目の蟬』のトーク＆サイン会が、2025年1月26日に大阪で開催されることが決定した。会場となるのは、株式会社ブックスキヨスクが運営する「ブックスタジオ大阪店」だ。

イコカ本大賞は、JR西日本と本屋大賞実行委員会が共同で実施する新しい文学賞。西日本エリア（関西・北陸・せとうち・山陰・九州）への旅心をくすぐる文庫本小説を選出するという、ユニークな趣旨が話題を呼んでいる。

今回のイベントは、13時からのトーク会と13時30分からのサイン会の2部構成。トーク会の定員は30名で、参加には事前に配布される整理券が必要となる。サイン会は、トーク会参加者が優先的に案内されるシステムだ。

受賞作『八日目の蟬』は、不倫相手の赤ん坊を連れ去り、逃亡生活を送る女性と、その娘として育てられた少女の物語。東京から名古屋、そして小豆島へと舞台を移しながら、極限の母性を描き出す傑作長編だ。本作で角田は第2回中央公論文芸賞も受賞している。

角田光代は1967年神奈川県生まれの直木賞作家。デビュー以来、野間文芸新人賞、婦人公論文芸賞、直木賞など、数々の文学賞を受賞。2021年には『源氏物語』の完全新訳で読売文学賞を受賞するなど、多彩な才能を発揮し続けている。

西日本の魅力を再発見させてくれる一冊との出会い、そして作家本人との貴重な対話の機会。文学ファンにとって見逃せないイベントとなりそうだ。参加を希望する方は、ブックスタジオ大阪店での整理券配布に注目しよう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001326.000095753.html