マンガ制作は依頼する時代へ、8割以上が知らない作成術


オリジナルマンガ制作への憧れと現実のギャップ
マンガ大国と呼ばれる日本において、自分のアイデアやストーリーを「マンガにしてみたい」と考える人は少なくない。株式会社NEXERとデジタル職人株式会社が共同で実施した調査によると、全国の男女500名のうち9.6%が、自分のアイデアやストーリーを「マンガにしてみたい」と思ったことがあると回答した。この約1割の層は、壮大な世界観を描きたいという層から日常の出来事をマンガ化したいという層まで、幅広いニーズを持っている。
制作を阻む最大の障壁は「絵を描くスキル」
しかし、マンガ化への憧れを持つ人のうち、75.0%は実際には制作に至っていない。その理由として、最も多く挙げられたのが「絵を描くスキルがない」で75.0%だった。4人に3人が画力への不安を理由に制作を断念している。このほか「ストーリーや構成が難しい」が44.4%、「完成まで続けられる自信がない」が41.7%、「時間がない」が33.3%という課題も存在する。
86.1%が知らない「プロに依頼する選択肢」
制作を阻む大きな要因の一つが、プロに依頼するという選択肢の認知度の低さである。実際にマンガを作ったことがない人のうち、自分で描けなくても「プロに依頼すればオリジナルマンガを作れる」ことを知っている人は、わずか13.9%に過ぎない。86.1%もの人がこの制作方法を知らないという状況が判明した。
マンガ制作の用途は多様で広がる
一方、マンガ化を考える人の用途は多岐にわたっている。「Webサイトやブログ掲載」と「趣味・自己満足」がともに39.6%で最多となり、次いで「自費出版・同人誌」が37.5%、「SNSでの発信・投稿」が18.8%と続く。自身の人生経験をマンガ化したいという声や、社会的な啓発活動に活用したいという声も寄せられており、用途は趣味にとどまらず幅広く広がっている。
「描く」から「依頼する」へ時代は変わる
自分では描けなくても、アイデアやストーリーを持っている人は一定数存在する。プロに依頼して形にするという選択肢が広まれば、制作を始めるきっかけになる可能性がある。今回の調査では、マンガ制作の新しい形態が認知されることで、創作の第一歩を後押しできる環境が整いつつあることが示唆された。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002330.000044800.html