徳川将軍家の聖地が幻想的な光の世界に!大樹寺で夜間特別拝観イベント開催中
愛知県岡崎市の大樹寺で、「徳川将軍家菩提寺 成道山大樹寺 デジタルアートナイト 2025」が開催中だ。このイベントでは、最新のデジタル技術を駆使して、重要文化財を幻想的な光で彩る夜間特別拝観が行われている。
大樹寺は、徳川家康ゆかりの寺院として知られ、松平家・徳川将軍家の菩提寺として長い歴史を持つ。今回のイベントでは、愛知県指定有形文化財である山門に、大樹寺が誇る重要文化財・大方丈障壁画をモチーフとしたプロジェクションマッピングが投影される。
さらに注目すべきは、40年以上非公開だった重要文化財「板絵著色杉戸絵」16面と「小方丈杉戸絵」6面の高精細デジタルデータを初めて活用し、プロジェクションマッピングで再現する試みだ。これにより、普段は目にすることのできない貴重な文化財を、最新技術で体験できる機会となっている。
イベントでは、本堂奥の大方丈や位牌堂も幻想的な光で彩られ、夜ならではの荘厳な雰囲気を醸し出す。また、重要文化財である多宝塔を含む境内のライトアップや、本堂内での特別な「灯火献灯」など、大樹寺の文化や歴史を五感で堪能できる内容となっている。
さらに、地元の食文化を楽しめる飲食エリアも設けられ、「八丁味噌焼きおにぎり」や「鯛の天ぷら」など、岡崎市や大樹寺ならではの味を楽しむことができる。
開催期間は2025年1月17日から19日までで、時間は17:30から21:00まで。屋外のプロジェクションマッピングやライトアップの観覧は無料だが、夜間特別拝観は有料(大人800円、小中学生500円)となっている。
歴史的な寺院と最新のデジタル技術が融合した、この幻想的なナイトイベントは、文化財の新しい楽しみ方を提案する試みとして注目を集めている。歴史ファンはもちろん、デジタルアートに興味がある人にとっても、見逃せない機会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000046440.html