京都の二条城前MON Galleryで、ファブリックレーベル「PHAPHIC（ファフィック）」による初の展示発表会『WHERE ARE YOU FROM？-生地が生まれた地』が開催される。2025年1月25日から2月9日までの期間限定で、日本の伝統的な織物産地である播州（兵庫県西脇市）と備後（広島県福山市）で生まれたファブリックプロダクトが一堂に会する。

PHAPHICは「ファブリック」と「グラフィック」を掛け合わせた造語で、"産地から、居心地をつくる"をコンセプトに、日本の産地の魅力を現代的なデザインで表現している。今回の展示会では、播州織と備後デニムを使用したクッションやトートバッグなどのオリジナルプロダクトが展示販売される。

特に注目すべきは、1日わずか20mしか生産できない貴重な播州織のオリジナルファブリック「phenomenon（フェノメノン）」だ。絵の具のたらし込み（ポーリング）で得られた図案をジャカード織で表現した、他に類を見ない独創的なデザインとなっている。

また、世界的に評価の高い備後デニムを使用した「SIGNITURE（シグネチャ）」シリーズも見逃せない。伝統的な技術に裏打ちされた高品質のデニム生地に、PHAPHICらしい色使いのダブルステッチを施した逸品だ。

さらに、京都在住の写真家・吉川幸宏氏による産地の写真展示も同時開催される。デザイナーとともに産地を巡り、独自の視点で切り取ったものづくりの現場の姿を通して、日本の伝統産業の今を感じることができるだろう。

展示会では、クッションの製作過程で出る残反を活用したトートバッグなど、限定アイテムも販売予定。日本の伝統と現代デザインが融合した、新しいファブリックの魅力を体感できる貴重な機会となりそうだ。

日本のものづくりの魅力を再発見したい方、インテリアやファッションに関心のある方は、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。京都の歴史ある街並みと、日本の伝統織物の新しい表現が織りなす空間で、きっと新たな発見があるはずだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000153386.html