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校閲者の知られざる戦い!『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』第2巻が遂に登場

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漫画・コミック
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報道発表
プレスリリースより

文学作品の裏側で奮闘する校閲者たちの世界を描いたコミック『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』の第2巻が、ついに発売された。新潮社校閲部の全面協力のもと制作されたこの作品は、重松清や三浦しをんといった著名作家たちからも高い評価を受け、大きな反響を呼んでいる。

第2巻では、差別表現を巡る問題や編集者との確執など、校閲者たちが直面する様々な課題が描かれている。特に注目すべきは、LGBTQの観点から表現の適切性を問う社外校正者からの指摘に対し、校閲者がどのように対応するかというエピソードだ。表現の自由と差別への配慮のバランスを取る難しさが、リアルに描かれている。

著者のこいしゆうかは、イラストレーターや漫画家としての顔を持つだけでなく、キャンプコーディネーターとしても活躍している多才な人物だ。その多様な経験が、校閲者たちの日常を生き生きと描き出すことに貢献しているのかもしれない。

本作は、単なる職業コミックの枠を超え、現代社会における言葉の使い方や表現の在り方について考えさせられる一冊となっている。校閲という仕事の重要性と難しさを、コミカルかつリアルに描き出すことで、読者に新たな視点を提供している。

文学作品や出版業界に興味がある人はもちろん、言葉の持つ力や表現の自由について考えたい人にもおすすめの一冊だ。新潮社の公式サイトでは試し読みも可能なので、気になる方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001913.000047877.html