入院生活を豊かにする革新的デザイン!第10回医美同源デザインアワード受賞作品が決定
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医療とアートの融合を目指す「第10回医美同源デザインアワード」の受賞作品が発表された。一般社団法人菊地誠22世紀医美支援事業団が主催するこのアワードは、「入院生活を豊かにするデザイン」をテーマに、国内外から115点もの応募があった。
プロダクト、コミュニケーション、空間の3部門で計9作品が選出され、その中から特に注目を集めたのが、正しい角度で体温測定ができる「forty-five゜」や、子どもの入院生活をサポートする「HOSPITAL BINGO」などだ。これらの作品は、患者の心理的負担を軽減し、入院生活の質を向上させる革新的なアイデアを提案している。
審査委員長を務める秋元雄史氏(東京藝術大学名誉教授、金沢21世紀美術館特任館長)は、「今回の受賞作品は、単なる機能性だけでなく、患者の心に寄り添うデザインが多く見られた」とコメントしている。
さらに、2025年3月14日には金沢21世紀美術館シアター21にて「医美同源シンポジウム病院のくらしをデザインする」が開催される。ここでは、受賞者によるプレゼンテーションや、医師とデザイン専門家によるパネルディスカッションが行われる予定だ。高齢化社会やパンデミック後の医療環境の変化を踏まえ、これからの病院での「くらし」のあり方について深い議論が交わされることが期待される。
入院生活の質向上に注目が集まる中、このアワードとシンポジウムは、医療とデザインの融合による新たな可能性を示す貴重な機会となりそうだ。参加は無料だが、事前申し込みが必要となる。医療関係者はもちろん、デザインや建築に携わる方々にとっても、刺激的な内容になることは間違いない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000154767.html