「花のラファエロ」ルドゥーテの傑作『バラ図譜』200年記念展、日比谷で開催!18世紀フランス貴族の世界を体験


2025年4月、千代田区立日比谷図書文化館で特別展「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」が開催される。この展覧会は、ボタニカル・アートの巨匠ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの代表作『バラ図譜』刊行200周年を記念したものだ。
ルドゥーテは「花のラファエロ」「バラのレンブラント」と称賛された18世紀フランスの天才画家。マリー・アントワネットやナポレオン皇妃ジョゼフィーヌのパトロネージを受け、その才能を開花させた。本展では、彼の最高傑作『バラ図譜』全170点と肉筆画2点、合計172点が一挙公開される。
『バラ図譜』は、ルドゥーテ独自の点刻彫版法を用いて描かれた芸術性豊かな作品群。輪郭線を極力排し、繊細な色彩の濃淡で花々の美しさを表現している。当時存在したバラの貴重な記録としても価値が高く、植物学的にも重要な意味を持つ。
展示では18世紀フランス貴族のサロンを再現。壁一面にルドゥーテの作品を飾り、来場者を優雅な時代へと誘う。また、関連イベントとして著名な講師陣によるトークショーや講演会も予定されている。
会期は2025年4月12日から6月15日まで。入場料は一般500円、大学・高校生300円。千代田区民や中学生以下、障害者手帳所持者は無料となっている。バラの季節に合わせた本展は、アートファンはもちろん、花や歴史に興味がある人にとっても見逃せない貴重な機会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001423.000002610.html