障害者アートの新時代!ヘラルボニー代表が芸術選奨で快挙、国際的な評価も急上昇


芸術の世界に新たな風を吹き込む快挙が誕生した。株式会社ヘラルボニーの代表取締役Co-CEOである松田崇弥氏と松田文登氏が、令和6年度(第75回)芸術選奨において、芸術振興部門の文部科学大臣新人賞を受賞したのだ。
芸術選奨は、文化庁が1950年から続ける伝統ある賞で、芸術各分野で優れた業績を挙げた者や新生面を開いた者に贈られる。今回の受賞は、ヘラルボニーが知的障害のある作家のアートを社会に広める取り組みが高く評価されたことによるものだ。
ヘラルボニーは2018年の設立以来、障害のある作家が描くアート作品のIPライセンス管理や、適切なロイヤリティ支払いによる持続可能なビジネスモデルの構築に取り組んできた。2024年には国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」を創設し、世界28の国と地域から924名の作家が参加する大規模なイベントとなった。
さらに、同年にはLVMHイノベーションアワード2024で日本企業初のファイナリスト入りを果たし、「Employee Experience, Diversity & Inclusion」カテゴリ賞を受賞。フランス・パリに子会社を設立するなど、国際的な評価も急速に高まっている。
松田崇弥氏と松田文登氏は受賞コメントで「挑戦しなければ、すべて可能性のまま終わる」と語り、障害のある作家の作品が実力通りに評価され、対価を得られる世界の実現に向けて、さらなる挑戦を続ける決意を示した。
ヘラルボニーの活動は、障害者アートの新時代を切り開くだけでなく、多様性と包摂性を重視する現代社会のニーズにも合致している。今後の展開に、芸術界のみならず、ビジネス界からも熱い視線が注がれている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000362.000039365.html