アートの新たな可能性を探る!BUGで4人のアーティストによる「同伴分動態」展が開催


東京・丸の内のアートセンターBUGで、4月2日から5月6日まで「同伴分動態」展が開催される。うらあやか、小山友也、二木詩織、宮田明日鹿の4名のアーティストによる新作展示やイベントが行われ、アートを通じて「同伴しながら何かを生み出すこと」の可能性を探る。
展覧会名の「同伴分動態」は、人々が共に居合わせながらも、それぞれが自由に動く様子を表現した造語だ。参加アーティストたちは、生活介護事業所や美術教育機関での経験を活かし、他者との関わりや表現活動のサポートを通じて得た視点から作品を制作している。
うらあやかは、観客参加型のパフォーマンス作品を展開。毎週水曜日には来場者と共に「一緒に何かをやってみるイベント」を実施する。小山友也は、アートセンターのスタッフによって「制圧」される映像作品など、作品が生まれる過程や空間に注目した作品を展示する。二木詩織は、生活介護事業所での日常を映像や写真で切り取り、人々の関係性を浮き彫りにする。宮田明日鹿は、農業用ネットを用いたインスタレーションや、会場内でのスナップエンドウ栽培など、生活と芸術の境界を探る作品を発表する。
会期中は、アーティストによるトークイベントやワークショップも多数開催。4月4日には出展アーティスト4名によるトークイベントが行われ、作品制作のプロセスや展示内容について語り合う。また、宮田明日鹿と有機農業者の橋本力男氏によるトークイベントや、スナップエンドウの収穫会、編み物ワークショップなども予定されている。
BUG Cafeでは展覧会コラボメニュー「花風(はなかぜ)どらやきサンド」も販売。春らしい色合いのいちごを使った洋風どら焼きサンドは、地元農園の生はちみつを使用するなど、展覧会の世界観を味わえる一品となっている。
「同伴分動態」展は、アーティストと来場者が共に空間を作り上げていく新しい形の展覧会。アートを通じて人々がつながり、新たな可能性を見出す場として注目を集めそうだ。入場は無料で、火曜日を除く11:00〜19:00に開催される。アートファンはもちろん、普段美術館に足を運ばない人にとっても、新鮮な体験となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000030084.html