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姫路市立美術館、セザンヌの名作《木立》を初収蔵!記念講話で魅力を解き明かす

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報道発表
ポール・セザンヌ 《木立》 1884年から1886年まで 鉛筆、水彩・紙(プレスリリースより)

姫路市立美術館が、近代絵画の巨匠ポール・セザンヌの作品《木立》を初めて収蔵することが決定した。これを記念して、令和7年3月13日に特別な講話イベントが開催される。

セザンヌの《木立》は、1884年から1886年にかけて制作された鉛筆と水彩による作品だ。「近代絵画の父」と呼ばれるセザンヌの作品を姫路市立美術館が収蔵するのは今回が初めてとなる。本作品は、モネやルノワールなど近代フランス絵画の名作を集めた「國富奎三コレクション」の一部として展示される予定で、コレクション全体の魅力と価値を一層高めることが期待されている。

記念講話イベントでは、姫路市長の清元秀泰氏による開会挨拶に始まり、作品の寄贈者である國富彩氏への感謝状贈呈が行われる。続いて、京都橘大学教授で姫路市立美術館國富奎三コレクション室学術顧問の大久保恭子氏が祝辞を述べる。

イベントのハイライトは、大久保氏による講話「ポール・セザンヌ《木立》の位置付けと受贈の意義について」だ。セザンヌ芸術の独自性や、本作品が美術史上で持つ重要性について、専門家の視点から解説が行われる予定だ。

セザンヌは19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍し、印象派の画家たちとの交流を経て独自の表現を追求した。色彩による形態表現と筆触による画面構築を特徴とする彼の芸術は、ピカソをはじめとする20世紀の芸術家たちに多大な影響を与えた。

美術ファンにとって、セザンヌの貴重な作品を間近で鑑賞できる機会となるこのイベント。近代絵画の魅力に触れたい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000247.000073910.html