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浮世絵が動く!最先端技術で江戸文化を体感、「動き出す浮世絵展」が国際的評価を獲得

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絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
CJPFアワード2025 表彰式(前列中央:城内実 内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略) ほか審査員・受賞者)(プレスリリースより)

伝統的な日本文化と最新のデジタル技術が融合した「動き出す浮世絵展」が、クールジャパン官民連携プラットフォームの「CJPFアワード2025」プロジェクト部門で優秀賞を受賞した。この革新的な展示会は、株式会社一旗とテレビ愛知株式会社が共同で企画・制作し、浮世絵の世界を現代的に再解釈することで、国内外で大きな反響を呼んでいる。

「動き出す浮世絵展」の特徴は、葛飾北斎や歌川広重などの名作浮世絵300点以上を3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを駆使して動かし、立体映像空間で体験できるという点だ。この斬新なアプローチにより、言語や世代を超えて楽しめるイマーシブな体験を創出し、日本文化の新たな魅力を発信することに成功している。

展示会は既に名古屋、イタリア・ミラノ、鹿児島、東京で開催され、15万人以上を動員。現在は東京・品川区の寺田倉庫G1ビルで「動き出す浮世絵展 TOKYO」として2025年3月31日まで開催中だ。さらに、2025年6月28日から8月17日まではJR博多シティ(福岡県福岡市)で「動き出す浮世絵展 FUKUOKA」の開催が予定されている。

展示内容は単なるデジタル展示にとどまらず、江戸時代に刷られた著名な浮世絵や復刻版の展示、浮世絵の歴史や江戸文化、浮世絵師たちについての解説も含まれており、多角的に江戸文化の魅力を体感できる構成となっている。また、着物で来場すると割引が適用されるキャンペーンも実施中で、より一層日本文化を身近に感じられる工夫が施されている。

この「動き出す浮世絵展」の成功は、伝統と革新のバランスを巧みに取り入れた新しい文化体験の可能性を示している。今後も国内外での展開が期待される中、日本文化の魅力を世界に発信し続ける重要な役割を果たすだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000291.000046440.html