印刷博物館P&Pギャラリーで開催される「GRAPHIC TRIAL 2025 -FIND-」が、印刷技術の新たな可能性を探る注目の展覧会として話題を集めている。4月12日から7月6日まで開催されるこの企画展は、第一線で活躍するクリエイターとTOPPANグループが協力し、ポスター制作を通じて革新的な印刷表現に挑戦するプロジェクトだ。

今回のテーマ「FIND」のもと、4人の才能あるクリエイターが印刷とポスターの領域に新たな視点で取り組んだ。大貫卓也氏は大判レンチキュラーを駆使し、鑑賞者の動きによって完成する作品を制作。関本明子氏はインキの重ね刷りによる予想外の効果を追求し、デザイナー必見の実用的なノウハウを凝縮させた。

吉本英樹氏は、フロッキー加工の常識を覆す階調表現に挑戦。ロケット発射の瞬間を捉えた迫力ある作品は、見る者を魅了する。妹尾琢史氏は和紙とアクリル素材を組み合わせ、日本の繊細な風景を表現した現代アート的なポスターを生み出した。

展覧会では、これらのポスター作品に加え、制作過程での実験的な取り組みも紹介される。印刷技術の可能性を広げる挑戦的な試みは、クリエイティブ業界に新たな刺激を与えることだろう。

入場無料で誰でも参加できるこの展覧会は、印刷の魅力を再発見する絶好の機会となりそうだ。会期中には関連イベントも予定されており、詳細は公式サイトで確認できる。印刷技術の進化と芸術の融合が生み出す驚きの世界を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001615.000033034.html