骸骨が微笑む?目黒礼子の個展「Yin Yang」が日本橋で開催!死生観を美しく描く注目アート


日本橋のREIJINSHA GALLERYにて、画家・目黒礼子の個展「Yin Yang」が2025年3月14日から28日まで開催される。本展では、生と死、此岸と彼岸といった相反する概念を、独特の視点で描き出す目黒の作品約30点が展示される。
目黒礼子は、死生観をテーマに据えた作品で知られる画家だ。彼女の描く骸骨は、一般的な不気味さや恐怖感とは無縁で、むしろ温かみや穏やかさを感じさせる。「死は終わりではなく、次の世界への始まり」という彼女の哲学が、作品に独特の魅力を与えている。
今回の個展では、満足気に微笑むような骸骨シリーズをはじめ、陰陽シリーズ、昆虫、花、果実などの作品が展示される。特に注目すべきは、直木賞受賞作「ツミデミック」の装丁作品や「大菊2021」だ。200号の大作から最新の小作品まで、幅広いサイズの作品が揃う。
目黒は「私の肉体はいずれ滅びますが、私が描いた絵は物体として残り、そこに込めた想いは生き続けます」と語る。彼女の作品は、生命の儚さと永続性を同時に表現し、鑑賞者に深い思索を促す。
会期中は日曜・月曜を除く毎日12時から19時まで開廊している(最終日は17時まで)。アートファンはもちろん、人生や死生観について考えを深めたい方にもおすすめの展覧会だ。日本橋の街並みを楽しみながら、目黒礼子の独創的な世界観に触れてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000082526.html