岩手の玄関口を彩る!ホテルメトロポリタン盛岡に障害のある作家の作品が登場


岩手県の玄関口、ホテルメトロポリタン盛岡のロビーに、新たな芸術の風が吹き込む。株式会社ヘラルボニーとJR東日本グループの共創により、障害のある作家の作品が2025年3月から展示されることが決定した。
展示されるのは、ヘラルボニーが主催する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」でJR東日本賞を受賞した岩瀬俊一氏の「インドネシアの影絵」。岩瀬氏は滋賀県の「やまなみ工房」に所属し、ペンを用いて繊細かつ力強い作品を生み出す作家だ。
ヘラルボニーの代表取締役Co-CEOである松田文登氏は、「盛岡の玄関口であるホテルメトロポリタン盛岡のロビーという素晴らしい空間に、ヘラルボニー契約作家さんの作品を展示できることを心から嬉しく思います」とコメント。さらに、「アートという力を信じ、街を、そして人々をより良く、より温かい場所へと変えていく力があることを確信しています」と、アートを通じたインクルーシブな社会の実現への期待を語った。
「HERALBONY Art Prize」は、「異彩を、放て。」をミッションに掲げるヘラルボニーが創設した国際アートアワードだ。2024年の第1回では、世界28の国と地域から924名の作家が応募し、1,973点もの作品が集まった。この取り組みは、障害のある表現者の才能を評価し、さらなる活躍の機会を生み出すことを目指している。
ヘラルボニーは、障害のある作家が描く2,000点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築している。ライフスタイルブランド「HERALBONY」の運営や、企業との共創、社員研修プログラムの提供など、アートを軸に多角的な事業を展開。2024年9月にはフランス・パリに海外初の子会社「HERALBONY EUROPE」を設立するなど、グローバルな展開も進めている。
岩瀬俊一氏の作品展示は2025年3月14日から12月31日まで予定されている。ホテルメトロポリタン盛岡を訪れる人々に、新たな芸術体験と共生社会への気づきをもたらすことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000365.000039365.html