コクヨデザインアワード2025、未来を指し示す革新的なプロダクトデザインが決定!


コクヨ株式会社が主催する国際的なプロダクトデザインコンペティション「コクヨデザインアワード2025」の受賞作品が決定した。22回目を迎える今回のテーマは"prototype"。未来への起点となるようなプロダクトデザインを募集し、国内外61か国から1,448点もの作品が集まった。
グランプリに輝いたのは、川田敏之氏の「NEWRON」。これは、グリップ部分に様々な形状の突起が施されたペンで、指先から脳の働きを促し、創作活動をサポートする「アイデアを生み出すためのペン」だ。人間の指先には多くの神経が集中しており、この刺激によって脳の活性化を図る革新的なデザインが高く評価された。
優秀賞には3作品が選ばれた。一條遥貴氏の「スピニング」は、本の栞に新たな可能性を見出した作品。松村佳宙氏の「KAKONET」は、「」の形をしたマグネットで、想いや記憶を可視化し強く印象づける。weiweichen(Gaowei Liu、Cheng Chen)氏の「秘密」は、日記帳の横線を中心に向かって収縮させることで、秘密の言葉が奥深くに隠れているような感覚を表現している。
今回のアワードでは、受賞作品が示す「未来へのベクトル」を抽象的に表現したトロフィーが授与された。表面に施された複雑な模様は、アイデアの試行錯誤から生まれる創造の軌跡を表している。
コクヨデザインアワードは、単に優れたデザインを選定するだけでなく、受賞作品の製品化も行っている。これまでに20点以上の製品が生み出され、デザイナーの活躍を後押しするとともに、コクヨのパーパスである「ワクワクする未来のワークとライフ」の創造を目指している。
今回の受賞作品は、日常生活や仕事の中で使われる道具に新たな息吹を吹き込み、未来を指し示す革新的なデザインばかりだ。これらの作品が実際の製品となり、私たちの生活をどのように変えていくのか、今後の展開が楽しみである。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001040.000048998.html