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京都で13年ぶり!中島麦の個展「DIVING to COLOR OCEAN」が開催 - 重力が生み出す色彩の海に潜る

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アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
《DIVING_2024_240160_02》240×160×5cm,Acrylic on canvas,2024年(プレスリリースより)

京都 蔦屋書店で、注目の美術家・中島麦の個展「DIVING to COLOR OCEAN」が2025年4月4日から28日まで開催される。約13年ぶりとなる京都での個展で、中島自身が画面に飛び込むような感覚で描いた作品約40点と、本展のために構想したインスタレーションが展示される。

中島麦は、京都市立芸術大学卒業後、大阪を拠点に活動する美術家だ。彼の作品の特徴は、筆を使わずにアクリル絵具を流し描く独特の手法にある。傾けて固定したキャンバスに、ゆるく溶いた絵具をゆっくりと流し、重力によって滑り落ちる絵具の動きを操りながら、時にはキャンバスを回転させて画面上に定着させていく。

この手法により、中島は「動き・奥行き・光」という絵画の基本要素を探求し、さらに「時間」の表現を試みている。絵具を流し、乾かし、また別の色を流すという工程を繰り返すことで、多様な表情を持つ抽象画を生み出している。

本展のタイトル「DIVING to COLOR OCEAN」には、中島自身が画面に飛び込み、潜るような感覚で絵を描いていることと、鑑賞者にも色彩の海でダイビングするように作品を体験してほしいという思いが込められている。

中島は、現代の視覚メディアが多様化する中で抽象絵画を制作する意義について、「普遍的な『色』と『みる事』の美しさへの探究、大きな画面に絵具で描かれた絵画の存在理由は、色褪せないどころか、鑑賞者の体験を伴い自立することでより重要になっていく」と語っている。

展示作品は4月4日から会場で販売が開始され、4月7日からはアートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」でもオンライン販売される。色彩の海に潜るような体験ができる本展は、アート愛好家だけでなく、新しい表現に興味がある人にとっても見逃せない機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001058.000058854.html