昭和の人形浄瑠璃が蘇る!淡路島で貴重な白黒写真展が開催


兵庫県南あわじ市の淡路人形浄瑠璃資料館が、開館35周年と南あわじ市制20周年を記念して、「昭和の人形浄瑠璃をみる!タイムスリップ写真展」を開催する。2025年4月5日から8月頃まで、昭和半ばに淡路島内で撮影された白黒写真65点以上を特別展示室に公開する。
この展示では、淡路島の伝統芸能である人形浄瑠璃の魅力を、貴重な写真を通じて紹介する。野掛け小屋の入口を再現し、金看板や絵看板のレプリカを展示するなど、当時の雰囲気を体感できる工夫が施されている。また、録音された浄瑠璃を聴きながら写真を鑑賞することで、より深く芸能の世界に浸ることができる。
展示される写真には、控室を覗く子どもたちの姿や、満席の野掛け公演の様子など、人形浄瑠璃が地域に根付いていた様子が生き生きと捉えられている。さらに、舞台裏や人形遣いの景色、控室で談笑する太夫の姿など、普段は見ることのできない貴重なショットも多数含まれている。
淡路人形浄瑠璃は500年の歴史を持つ伝統芸能で、かつては淡路島内に40を超える一座があった。しかし、現在プロとして活動しているのは「淡路人形座」のみとなっている。本展示は、この貴重な文化遺産の魅力を再発見する絶好の機会となるだろう。
入場は無料で、館内の他の展示も併せて見学できる。開館時間は10時から17時まで。水曜日(祝日の場合は翌平日)と8月18日が休館日となっている。淡路島を訪れる際は、ぜひこの機会に昭和の人形浄瑠璃の世界にタイムスリップしてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000131305.html