シャーロック・ホームズファン必見!世界的権威が贈る「究極の大図鑑」が日本で快挙


シャーロック・ホームズ愛好家たちに朗報だ。世界的に評価の高いコナン・ドイル研究者、アンドルー・ライセット氏の最新作『シャーロック・ホームズの世界大図鑑』が、第47回日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞した。この栄誉ある賞は、日本シャーロック・ホームズ・クラブが主宰する、日本のホームズ界で最も権威ある賞として知られている。
河出書房新社から2024年10月に刊行されたこの大作は、単なる図鑑の域を超えた、ホームズ研究の金字塔と言える。ライセット氏は受賞の喜びを語り、「ホームズの物語が130年以上にわたり日本の読者や研究者に愛され続けていることに感銘を受けた」と述べている。
本書の特筆すべき点は、その多角的なアプローチだ。19世紀末のロンドンの街並みから当時の科学技術の発展、さらにはフロイトやアインシュタインといった同時代の知識人たちがホームズ作品に与えた影響まで、幅広いテーマを豊富なビジュアルと共に解説している。また、ドイルの医師としての経歴や、彼が残した文献資料なども丹念に分析されており、ホームズとドイルの人物像に新たな光を当てている。
さらに本書は、ホームズ作品の舞台化や映像化の歴史、「探偵」という職業の変遷、ホームズが造詣の深かった芸術やスポーツなど、多岐にわたるトピックスを網羅。「ファン・フィクション」の世界にも踏み込んでおり、現代におけるホームズの影響力の大きさを改めて実感させられる。
訳者の日暮雅通氏も、ホームズ研究の第一人者として知られる実力者。その緻密な翻訳により、原著の魅力が余すところなく日本の読者に届けられている。
シャーロック・ホームズファンはもちろん、19世紀末から20世紀初頭のイギリス文化に興味がある方にとっても、本書は貴重な一冊となるだろう。130年以上の時を経てなお色褪せないホームズの魅力を、この「究極の大図鑑」で再発見してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000898.000012754.html