芸人、俳優、ミュージシャンと多彩な顔を持つマキタスポーツが、新たな一面を見せた。3月17日に新潮社から発売された新書『グルメ外道』が早くも重版決定。その独特な食へのこだわりが読者の胃袋を刺激している。

本書の目玉は、SNSで大バズりした「10分どん兵衛」だ。お湯を入れて10分待つという"邪道"な食べ方が、インスタントラーメン界に新風を巻き起こした。製造元の日清食品も公式に反応するほどの話題となり、マキタスポーツの食への探究心が世間の注目を集めた。

しかし、「10分どん兵衛」はほんの序章に過ぎない。本書には「窒食」「50代からの焼肉革命」「志村けんの水割り」など、常識を覆す食のアプローチが満載だ。マキタスポーツは世間の流行や他人の評価に背を向け、己の舌のみを信じて食の探求を続ける。その姿勢は、まさに「グルメ外道」と呼ぶにふさわしい。

著者自身も「こんな恥ずかしいグルメ本はかつてない」と語るが、その言葉とは裏腹に、読者の食欲を刺激する「美味しい能書き」が詰まっている。庶民的でありながらスケベで斬新な食の世界観は、読者を未知の味覚体験へと誘う。

新潮社のWEBマガジン「考える人」では、本書の冒頭「はじめに――胃袋の夜明け」を特別公開中。マキタスポーツの食への情熱を垣間見ることができる。

『グルメ外道』は、単なるグルメ本の枠を超えた、マキタスポーツの独自の世界観が詰まった一冊だ。食にこだわる人はもちろん、既存の価値観に縛られない自由な生き方に興味がある人にもおすすめの一冊となっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002018.000047877.html