キャラクターデザインの世界に、AIがもたらす革新的な変化が始まっている。京都芸術大学とAiHUB株式会社が手を組み、この新時代を見据えた共同研究を実施。その成果をまとめたホワイトペーパー「AIで進化するキャラクターデザインとマンガ・アニメ制作の未来」が公開された。

本ホワイトペーパーでは、京都芸術大学キャラクターデザイン学科長の矢野浩二氏、同学科准教授の多和田紘希氏、そしてAiHUB株式会社取締役CTOの新井モノ氏による特別対談が収録されている。第一章では「キャラクターデザインの進化」、第二章では「AIがもたらすエンターテイメントの未来」というテーマで、業界の最前線で活躍する専門家たちの洞察が語られている。

近年、AI技術の急速な発展により、クリエイティブ産業にも大きな変革の波が押し寄せている。特に日本が世界に誇るマンガやアニメの分野では、AIの活用が新たな可能性を開きつつある。本研究は、そうした時代の流れを捉え、伝統的な手法とAI技術の融合がもたらす未来像を探るものだ。

この共同研究の背景には、両者の強みが存在する。京都芸術大学は、国内最大規模の総合芸術大学として、10学科24コースを擁し、社会と芸術の関わりを重視した教育を展開。一方、AiHUB株式会社は、日本のオープンソース生成系AIコミュニティから誕生した研究開発型企業で、アニメやバーチャルヒューマンなど、日本のエンターテイメントに特化したAI技術の研究開発を行っている。

本ホワイトペーパーは、AIとキャラクターデザインの関係性や未来の可能性を探る貴重な資料となっている。クリエイターやアニメーション業界関係者はもちろん、AIと芸術の融合に関心を持つ多くの人々にとって、示唆に富む内容となっているだろう。詳細は、AiHUB社の公式サイトで閲覧可能だ。

AIとクリエイティブの融合が加速する中、この共同研究が日本のマンガ・アニメ産業にどのような影響を与えるのか。業界の未来を占う上で、注目に値する取り組みと言えるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000026069.html