写真界の頂点を目指せ!ライカ100周年記念「オスカー・バルナックアワード2025」が熱い


写真愛好家たちの注目を集める世界的な写真コンテスト「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」が、2025年に45回目を迎える。今回は「ライカI」誕生100周年を記念し、「100 years of Leica: Witness to a century (1925-2025) | ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」をテーマに開催される。
LOBAは1980年に始まり、現代の写真界を牽引する重要なフォーラムとしての地位を確立している。国際的な推薦委員会からの推薦に基づき、5名の審査員が一般部門と新人部門のファイナリストと受賞者を決定する。今年の審査員には、1997年度LOBA受賞者のジェーン・エヴリン・アトウッドや、『ル・フィガロ』誌撮影副部長のシリル・ドルエなど、写真界の重鎮が名を連ねている。
一般部門では、世界約50ヶ国120名以上の写真のエキスパートによる推薦形式で候補者が選出される。テーマは「人々とその周辺環境との関係」を扱ったドキュメンタリー写真またはコンセプチュアルアート写真。一方、30歳未満の若手写真家を対象とした新人部門「ライカ・オスカー・バルナック・ニューカマーアワード」も注目だ。
LOBAの魅力は賞金の高さにもある。一般部門の受賞者には40,000ユーロの賞金と10,000ユーロ相当のライカのカメラ製品が、新人部門の受賞者には10,000ユーロの賞金と「ライカQ3」が贈呈される。さらに、受賞作品とファイナリストの作品は、エルンスト・ライツ・ミュージアムを皮切りに世界各地で展示される予定だ。
7月中旬以降にはファイナリストとその作品がLOBAのウェブサイトで発表され、10月にウェッツラーで開催予定の授賞式で受賞者が発表される。写真を愛する人々にとって、今年のLOBAは見逃せない一大イベントとなりそうだ。
ライカカメラ社は150年以上の歴史を持つプレミアムカメラメーカーだが、近年はスマートフォンや眼鏡用レンズ、時計、プロジェクターなど事業領域を拡大。「最高水準の品質」「ドイツならではのクラフツマンシップ」「インダストリアルデザイン」の代名詞として、写真文化の育成にも力を入れている。LOBAもその取り組みの一環であり、写真界の未来を担う才能の発掘に大きな役割を果たしている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000011879.html