ロロ・ピアーナが若手デザイナーの才能を発掘!リネンで魅せる冬のニットウェア革命


高級ファッションブランドのロロ・ピアーナが、第9回ニットデザイン・アワードの受賞者を発表した。今回のテーマは「冬のレガシー:リネンを伝統的なニットウェアへ昇華」。イタリアのアカデミア・コスチューム・エ・モーダの学生、モーガン・ボイスとシモーネ・リッツァートのプロジェクト「パラカドゥーテ」が栄えある賞に輝いた。
このアワードは、若手デザイナーの育成とロロ・ピアーナのニットウェアに関する専門知識の伝承を目的としている。受賞者には奨学金とメゾンでの就労機会が与えられ、ピエモンテ州にある伝統あるニット工場で職人たちと共にプロジェクトを完成させる。完成作品は2025年7月、フィレンツェで開催される「ピッティ・フィラーティ」見本市のロロ・ピアーナブースで披露される予定だ。
今年のコンテストでは、リネンが主役となった。参加学生たちは、ロロ・ピアーナの伝統的な冬の糸とリネンをブレンドし、独創的で汎用性の高い作品を生み出すことに挑戦。伝統と革新、機能性と職人技のバランスを取りながら、リネンを意外性のある、タイムレスで季節を問わないニットウェアへと昇華させた。
審査員には、ロロ・ピアーナのCEOダミアン・ベルトランをはじめ、ファッション界の著名人が名を連ねた。ル・ポワン編集長のジル・ドゥニ、元Vogue Japanエディターのアンナ・デッロ・ルッソ、SETCHU創設者の桑田悟史など、国際的に活躍する面々が厳正な審査を行った。
2016年に始まったこのアワードは、世界各地のデザイン名門校の学生たちに、ロロ・ピアーナの象徴的な糸を使って独自の創造性を披露する機会を提供している。次世代の才能に卓越性への情熱を継承しながら、ノウハウを維持・向上させることを目指す、ファッション界にとって重要なプロジェクトとなっている。
ロロ・ピアーナのニットデザイン・アワードは、若手デザイナーの登竜門として、今後も注目を集めていくことだろう。リネンを使った冬のニットウェアという斬新なアプローチが、ファッション業界に新たな風を吹き込むことが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000061598.html