NY発のデザインスタジオが東京の春を彩る!5つのヒルズを結ぶ斬新な桜プロモーション


ニューヨークを拠点とするグローバルデザインスタジオSOAR NYが、森ビル株式会社による「HILLS SAKURA JOURNEY」プロモーションのアートディレクションを担当し、東京の春を鮮やかに彩った。このプロモーションは、六本木ヒルズ、アークヒルズ、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、愛宕グリーンヒルズの5つのヒルズを結び、訪れる人々が桜と都市を楽しみながら回遊することを促す画期的な取り組みだ。
SOAR NYは、従来の桜キャンペーンで多用される写真や和柄、伝統的な色使いから脱却し、「桜吹雪と、色づく東京の街」をコンセプトに、現代都市にふさわしい斬新なビジュアルを創出した。桜の儚さや力強さ、揺らぎといった多様な表情を、鮮やかで詩的なグラフィックに昇華させることで、都市空間の中で人々の感覚を揺さぶる"新しい春の記号"を生み出すことに成功している。
プロモーションでは、5つのヒルズそれぞれに異なるビジュアル表現を展開。移りゆく東京の街と桜の風景の連続性を描くことで、新鮮な景色に出会うワクワク感を演出した。また、大型ビジョンやデジタルサイネージで映えるモーショングラフィック、地下鉄駅に掲載されたコルトンインフォメーション、街をつなぐ共通フライヤーなど、多様な媒体を活用して街全体を歩いて楽しむ体験をビジュアルでつなげる設計を行った。
SOAR NYのクリエイティブディレクター花原正基氏は、「このプロジェクトでは、都市に存在する"移動"や"視点の変化"をデザインの一部として取り込みました。歩くことで視界が変わり、街と桜の関係が変化する。遠景から近景そしてクローズアップと、連続する風景と感覚の揺らぎを、ビジュアルに落とし込んでいます」とコメントしている。
SOAR NYは、アートとデザインの枠を超えて美を生み出すグローバルデザインスタジオとして、日本の美意識と現代的なクラフトマンシップを融合させた独自の美を追求している。今回のプロジェクトを通じて、広告でもアートでも単独では語れない、都市に作用する"感性の装置"をつくり出すことに成功した。今後も、美しく洗練されたビジュアル構成を軸としながら、街の文化や景色を"内側から変える"活動を広げていくという。
「HILLS SAKURA JOURNEY」は2025年3月22日から4月6日まで開催された。この斬新なプロモーションは、都市空間と桜の融合を通じて、新たな春の楽しみ方を提案し、多くの人々の心に残る印象的な体験を創出したと言えるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000142384.html