ベテラン新人?50歳と46歳が小説推理新人賞を受賞!人生経験が生んだ傑作ミステリー
ミステリー小説ファンに朗報だ。双葉社主催の第47回小説推理新人賞の受賞作が決定した。今回は異例の二作品同時受賞となり、選考委員の恩田陸氏、中山七里氏、薬丸岳氏の満場一致で選ばれた。
注目すべきは、受賞者の年齢だ。「追われる背中」を執筆した中島青馬氏は50歳、「鬼籠れり」の山内ちなみ氏は46歳。いわゆる「若手」とは言い難い年齢での新人賞受賞に、業界内外から驚きの声が上がっている。
中島氏は宮城県在住の会社員、山内氏は東京都在住の団体職員。それぞれの人生経験が、どのように作品に反映されているのか。ミステリーファンの期待は高まるばかりだ。
小説推理新人賞は、広義のミステリーを中心としたエンターテインメント短編小説を対象とした賞。原稿用紙換算80枚以内という制限の中で、どれだけ読者を魅了する作品が生まれたのか。受賞者には正賞の万年筆と、副賞として各100万円が贈られる。
この賞からは、大沢在昌、湊かなえなど、日本を代表するミステリー作家が多数輩出されている。今回の受賞者も、将来の文壇を担う存在となるかもしれない。
気になる選評と受賞作全文は、6月27日発売の「小説推理」8月号に掲載される。また、受賞作を収録した作品集も双葉社から刊行予定だ。刊行時期は未定だが、新たな才能のデビュー作を心待ちにしている読者も多いだろう。
年齢に関係なく才能が認められた今回の受賞。これを機に、ミステリー小説界に新たな風が吹き込むことを期待したい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000745.000014531.html