豊田市美術館30周年記念!「VISION 星と星図」展で90点の名作が集結、モネの睡蓮も同時開催


愛知県豊田市の豊田市美術館が開館30周年を迎え、記念すべきコレクション展「VISION 星と星図」を2025年6月から2026年3月にかけて開催する。本展は3つの会期に分かれ、美術館を代表する作品群や展示室に合わせて制作されたインスタレーション作品など、計90点もの作品が展示される。
第1期の展示では、戦後イタリア美術アルテ・ポーヴェラや戦後ドイツ美術の作品が紹介される。注目すべきは、フランスの作家ダニエル・ビュレンのインスタレーション作品「ファクシミリより場所へ」が22年ぶりに再設置されることだ。また、愛知を拠点とする作家たちの作品や、新収蔵された田村友一郎の「TiOS」も展示される。
本展の見どころは、豊田市美術館が誇る多彩なコレクションを一度に楽しめることだ。国内外の現代アートから、モダン・デザインまで、幅広いジャンルの作品が展示される。特に、マリオ・メルツの《明晰と不分明/不分明と明晰》やアンゼルム・キーファーの《飛べ! コフキコガネ》など、美術館を代表する作品群が一堂に会する貴重な機会となる。
さらに、同時期に開催される企画展「モネ 睡蓮のとき」も見逃せない。印象派の巨匠クロード・モネの代表作「睡蓮」を中心に、パリのマルモッタン・モネ美術館から日本初公開となる7点を含む約50点が展示される。自然の移ろいゆく光と色彩を生き生きと描いたモネの作品を堪能できる絶好の機会だ。
観覧料は一般300円、高校・大学生200円、中学生以下は無料。20名以上の団体は割引がある。開館時間は午前10時から午後5時30分まで、月曜日(祝日を除く)は休館となる。
豊田市美術館の30周年を記念した本展覧会は、美術ファンはもちろん、アートに興味のある方にとっても見逃せないイベントとなりそうだ。現代アートからモネの印象派まで、幅広い芸術の世界を体験できる貴重な機会となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000110999.html